日本のウィスキーの父・竹鶴政孝が自らの夢見た未来を実現するためにつくられたのがこの「シングルモルト宮城峡」。
2015年9月1日発売。スチームによる間接蒸留によりポットスチルの内部にパイプをめぐらせ、約130℃の蒸気を通してじっくり蒸留してつくられている。
1.メーカー
ニッカウヰスキー株式会社
2.蒸留所
ニッカウヰスキー第2の蒸留所「宮城峡蒸留所」
余市蒸留所がスタートして約30年後、創業者の竹鶴政孝は余市とは異なる個性のモルトウィスキーづくりを目指し、次なる蒸留所建設の地を探し、数ある候補の中から選ばれたのが、杜の都・仙台でした。
3.商品名
シングルモルト宮城峡
4.特徴
深みを増した、華やかさと軽やかさ。
スチームによる穏やかな蒸留と、原酒に重い成分を残さない構造のポットスチル。この蒸留方法が生み出す華やかでフルーティーな原酒にシェリー樽モルトと新樽モルトを加えたことで、軽快な中にも深みと厚みが生まれました。さらにライトピートタイプの原酒が、穏やかなピートの余韻を感じさせます。すっきりと洗練されたキレがありながら、スイートな味わいが感じられる。「シングルモルト宮城峡」はローランドモルトを思わせるやわらかで繊細な味わい。バニラのような甘い熟成した香りと、バナナやリンゴを思わせる果実のような甘酸っぱいさがエレガントなシングルモルトです。
香り:りんごや洋梨のようなフルーティーさ、甘く華やかな花の香り。樽由来のやわらかいバニラ香。
味わい:ドライフルーツのようなスイートさ、なめらかな口当たり。
余韻:麦の甘さ、ほのかなビター感。穏やかな樽香が優しく広がる。
タイプ:シングルモルト
原材料:モルト
アルコール分:45%
5.受賞歴
現時点では受賞歴はありません。
6.価格
メーカー希望小売価格:700ml 4,200円(税込:4,536円)
通販やネットオークションでは4,000円前後とほぼ定価に近い価格で販売されています。(2019年2月6日時点)
BAR新海での提供価格
「BAR新海」では、このウィスキーを
45ml:1,400円
にて提供しております。
7.まとめ
シングルモルト宮城峡の個性を楽しむなら、まずロックか僅かに水を加えた水割りで。きれいに湧きあがる華やかさとフルーティーな香り、スムースな口当たりとスイートな味わいが引き立ちます。
シャープなキレは、ハイボールで。微かに効いたピートの余韻が飲みやすさの中に飲みごたえを感じさせます。シングルモルトはクセがあって苦手という方にも、エントリータイプとしておすすめできます。